国の重要無形文化財指定　本場結城紬　地機織り 袷のお着物です。 ①真綿からの手つむぎ糸を使用 ②手くびりによる絣くくりの柄付け ③地機（いざり機）による手織り 以上３つの指定要件を満たしたお品です。 私自身が本場結城紬に惚れ込みこだわり研究している中からの出品になります。 もちろんこちらも鑑定済みです。 こちらは100亀甲の飛び柄になります。 こちらのお着物の特徴は、経糸と緯糸の色が変えて織られている点です。それにより深みや陰影が出ます。 普通の飛び柄ですと、たてよこの糸の色は同じなのですが、こちらは凝っていて『ゴケ』と呼ばれる手法です。（ゴケ無地などはたまにありますが、こちらは絣柄もほどこされたこだわりのお品です。） 地色が一見黒地のように見えますが、少し藍色やブルーグリーンを感じられるような深い味わいです。 やわらかくほっこりした本結城になります。ふわっと軽い素晴らしい着心地のお着物です。 証紙は紛失しており付属しませんが、分かりやすく現在の証紙で示しますと『結』『地機』の本結城です。 身丈　約156.5（内あげからの予測ですとプラス10センチ強位伸ばせそうです。） 裄　約63（現状ではプラス3〜3.5センチ位出せそうです。胴裏を変えれば69.5センチ位まで出せそうです。） 袖丈　約46.5（標準丈の49センチまで出せそうです。 ） 前幅　約24.7 後幅　約29.5 広衿、袷仕立て、表裏とも正絹、包みホックの丁寧なお仕立てです。八掛のお色は茶色系 状態はしつけ付きで着用感なく美品です。目につくシミや汚れは見受けられませんでした。 保管の際のシワが少しあります。 本場結城紬は全ての工程が手仕事のため、生地には節やこぶ、少々の毛玉や毛羽立ち、糸の飛び出しなどがありますが、これは手仕事ゆえ避けては通れない織物になります。 その辺りを味わいと捉えられない方にはおすすめいたしません。（完璧な織りや柄が揃った物をお求めでしたら別の織物や工業製品をお探しください。） らくらくメルカリ便送料込みになります。 コンパクトにたたんで梱包いたします。 プロフィールページもよくお読みいただきますようお願いいたします。