1880年頃に製作されたC.MAHILLONの13鍵のロマンティック・オーボエを出品いたします。 C.MAHILLONはベルギーの楽器製作家であり今日楽器博物館として知られているロイヤルドムジークの創設者です。 彼は現代のオーボエダモーレの洋梨型のベルを復興させた人物としてよく知られております。 今回はコレクション整理のために出品いたします。 この楽器はトリエベールのsystem4とほぼ同じ形でA=435Hzのディアパゾンピッチを持ちます。 状態は良く、当時の特徴を多く残しています。 ブリュッセルの博物館にこれより少し前のものがあります。関心のある方はMahillon oboeで検索してみてください。 音色はイントネーションがよく、トリエベールのものよりも倍音がよく響く楽器です。現在は国際的なやり取りが制限されているローズウッドが使用されておりとても良い材です。 現代の重たい響きの楽器と違い、この当時の音色の趣味や演奏法を知る上で大変重要な楽器です。 キー in C 洋白銀 ローズウッド アンティーク楽器について理解のない方はご購入をお控えください。